日々起案

田舎で働く弁護士が、考えたことや気になったことを書いています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

眼鏡のケアと曇り止め

メガネのくもり止め コロナ禍で常時マスクが一般化しましたが、眼鏡ユーザーにとっては、「息で眼鏡が曇る」問題は深刻です。いくらマスクの鼻当てをがっちり鼻に押し付けようと、どうしても息は漏れ出るし、特に冬場は簡単に曇ってしまいます。この問題につ…

手帳との別れ

これまで、毎年高橋書店のフェルテ6を購入し使っていましたが、ついに今年は次年度の手帳を買わないことにしました。2021年の途中から、Googleカレンダーで管理するようにしたのですが、思っていたよりも快適だったので、完全に手帳を使わなくなりました。こ…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問57~60)

57 正)民事では,原則として「判決の言渡しは、判決書の原本に基づいてする」(民訴252条)。刑事では特にそのような規定はない。 正)民事では,判決正本を当事者に送達する(民訴255条1項,2項)。刑事では特にそのような規定はない。 誤)民事の判決は,…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問53~56)

53 ×)住宅に住宅ローン債権以外の担保権が付いている場合,又は共同担保不動産に後順位担保権が付いている場合は,住宅資金特別条項を定めることができない(再生198条1項但書)。すなわち,①住宅には住宅ローンのためにしか抵当権を付けてはいけない,②敷…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問49~52)

49 誤)居住地を離れるには,裁判所の許可が必要(破37条1項)。管財人の許可ではない。住民票の移動にまで許可が必要かどうかは不明。 正)裁判所が必要と認めるときは,郵便物が転送される(破81条1項)。実務上,管財事件では原則として転送される。 正)…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問45~48)

45 正)民853条1項。 正)後見は,正常な判断が困難な者の法律行為について代理・取消等を行い,本人を保護する制度。事実行為は事務に含まれない。 正)委任規定の準用(民869条,644条)により善管注意義務を負う。 誤)成年後見人は,常に成年被後見人宛…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問41~44)

41 誤)相続放棄の管轄は,被相続人の最終住所地(家手201条1項,民883条)。 正)放棄できる期間が,相続があったことを知ってから原則3か月(熟慮期間,民915条)である点は正しい。ただ,相続財産の調査が困難で,相続財産が全くないと信じていた場合など…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問37~40)

37 誤)人事訴訟も原則は公開。尋問に限り,裁判所は非公開とする決定ができる(人訴22条1項)。その場合は,あらかじめ当事者等の意見を聴かなければならない(同条2項)。 正)裁判所は,必要と認めるときは参与員や検察官を立ち会わせて意見を聴くことが…