日々起案

田舎で働く弁護士が、考えたことや気になったことを書いています。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

事務職員能力認定試験 第11回解説(問33~36)

33 手続代理人の基本権限は以下のとおり(家手24条1項)。 参加 強制執行及び保全処分に関する行為 弁済の受領 以下の事項は,特別の委任が必要(同条2項)。 申立て・取下げ 調停成立・合意に相当する審判の合意,調停条項案の書面による受諾,調停に代わる…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問29~32)

29 誤)一部事項を除いて,変更登記は2週間以内にしなければならない(会社法915条1項)。罰則(過料,会社法976条1号)あり。善意の第三者に対抗できない可能性がある点は正しい。 正)12年以上(株式会社の場合)登記に動きがないと,官報公告後2か月で解…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問25~28)

25 正)戸籍は夫婦+子の2代まで。娘とその子の戸籍は別に作る必要がある。なお,旧戸籍は戸主+親族で何世代も含まれていた。 正)戸籍法の改正等で戸籍の形式が変更になる場合,それまでの戸籍を新しい形式に移し,古いものは閉鎖する。この古い形式の戸籍を…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問21~24)

21 配当を受ける債権者 ①差押債権者(民執89条1項1号) ②配当要求・交付要求をした債権者(同項2号) ③差押えの登記前に登記をした仮差押債権者(同項3号) ④差押えの登記前に登記をした担保権者(同項4号) 配当要求できる債権者(上記②) ア)執行力のある…

事務職員能力認定試験 第11回解説(問17~20)

17 1は図の「非金銭執行>意思表示の擬制」に該当する。 18 執行文の種類(便宜上の分け方) ①単純執行文:単純な給付を求める内容で,証明が必要な条件・期限がない場合 ②条件成就執行文:一定の条件・期限の到来が必要な場合 ③承継執行文:債務名義(判決等…