日々起案

田舎で働く弁護士が、考えたことや気になったことを書いています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

盆休み

世間はお盆休みですが、残念ながら、私は暦どおりに働いています。イソ弁として夏季休暇ももらっているのですが、私は敢えて世間とずらして取得しています。どうしてそんな休みのとり方をしているかというと、第1に、日本中が休みの時に休むより、日本中が働…

司法修習生に名刺は必要なのか

司法修習に入る前、多くの合格者は、名刺を作ります。ネットで調べるとみんな作ってるみたいだし、修習生対象の名刺業者もあったりして、作るのが当たり前、みたいな感じでした。しかし、本当に修習生が名刺なんて持つ必要があるのでしょうか。 不要論 正直…

印鑑ホルダー「はん蔵」が便利

uni(三菱鉛筆)の「はん蔵」という商品があります。印鑑をセットすると、内蔵の朱肉が自動的に印面に付き、スタンプ印のように印鑑を押せるという優れものです。印鑑ケースからの出し入れや、朱肉を付けるといった動作が不要になるので、非常に便利です。水…

時効援用くらいは自分でできそうだが…

法律相談を受けていると、「これくらいは自分でやればいいのに」と思うことがあります。その最たる例は、消滅時効の援用です。 ある日突然債務返済の請求書が来た。確かに金を借りたことがあるが、もう相当昔の話で、少なくとも5年以上、取引もないし請求も…

借金苦から逃れる4つの方法

4つの選択肢 自己破産 メリット デメリット 自己破産を選んだ方が良い場合 個人再生 メリット デメリット 個人再生を選んだ方が良い場合 任意整理 メリット デメリット 任意整理を選んだ方が良い場合 踏み倒し メリット デメリット 踏み倒しを選んだ方が良い…

連絡手段の使い分け

弁護士業務は、定型作業として、各所に多くの連絡をしていきます。依頼者、裁判所、検察庁、相手方代理人、保険会社などなど。そこで、基本的な連絡手段と特徴をまとめてみました。 電話 FAX 郵送 電子メール 電話 当然ですが、非常によく使います。即時性が…

自動車保険には弁特を付けた方が良い

自動車を買ったら、大抵の人が任意保険に入ります。てか入ってください、保険入れないなら車買わないでください。マジでお願いします。 弁特を付けるべき理由 弁特(弁護士費用特約)は、簡単に言うと、年間1500円~2000円程度で、事故時の弁護士費用を保険…

ハイブリッド車は元が取れないのか

地方で弁護士やろうと思ったら、自動車は必須です。どんな車に乗るかは弁護士によって様々で、新人でも高級外車を乗る人がいたりします。私は、特に車にこだわりもないので、「売れているものは良いものだ」という思考停止でトヨタのアクアに乗っていますさ…

郵便の種類

恥ずかしながら、弁護士になるまで、郵便物を送付する際のオプションというか、種類の違いをよく認識していませんでした。送る内容によって使い分けなければいけないので、手控えとしてメモしておきます*1。 速達 書留 配達証明 内容証明 特定記録 速達 お急…

ボールペンはサラサ派

ボールペンは大事な仕事道具ですが、どんなボールペンを使うかは好みの分かれるところでしょう。私は断然サラサ派です。シェア的には、ジェットストリームが強いように思います。確かにジェットストリームは書き心地が良いのですが、やはりどうしても、書き…

通帳と給与明細は大切に

法律トラブルは、大抵の場合お金が絡みます。そんな時、通帳と給与明細は大切です。大切なのに、捨てちゃう人、多いです。債務整理はもちろん、事故、相続、離婚、労働関係などなど、あらゆる問題で、資産状況やお金の流れを把握するために、通帳と給与明細…

事務員にこそ丁寧に

弁護士の事務所はほとんどの場合、弁護士以外に、事務作業をしてくれる事務員さんが働いています。日本では、いわゆるパラリーガルと一般事務員とがあまり分離していないので、この事務員さんの能力は事件の処理効率にも大きく影響します。一般事務の部分だ…

家計簿は面倒だが役に立つ

債務整理案件でよく思うのが、「みんな家計簿つけた方が良い」ということです。消費者金融からの借金が返せずに相談に来る人の多くは、自分の家計の収支が分かっていない、という人が少なくありません。そういう人は、根本的に金銭感覚が緩くて、「今返せて…

腕時計は日付と曜日が分かるものを

私が使っている腕時計は、シチズンのアテッサAT6010-59Eという製品です。腕時計というのは、値段はピンキリ、用途も実用からファッションまで色々で、非常に好みの分かれる商品です。なので、どんな時計が良いか、という問いの答えとしては「好きなものを」…

全角英数字の憂鬱

法律文書は、英数字でも全角で表記するのが割と一般的です。むしろ、全角表記が標準です。私は元々、「英数字を全角で打つなんて気持ち悪くて無理」という人間でしたし、別に英数字を半角にしたからといって書類の形式上問題があるわけでもないので、半角に…