HHKBに行きついたという話をしておきながら、また別のキーボードに手を出してしまいました。
REALFORCEの70%キーボード、RC1です。
買い替えの理由
HHKBは良いキーボードですが、スペースキーが真ん中ではなく左寄りにあり、スペースキー右側のキーも込み合っているため、微妙にタイプミスをすることがあります。これがなかなか慣れませんでした。
また、以前の記事でも書いたように、REALFORCEと比べると若干キーの反発力が強く、若干疲れます。高速タイピングをする場合には、この反発力がかえって良いという気もしますが、私の場合は高速でタイピングをするということはほぼないので、どちらかというとキータッチは軽い方が好みです。
というわけで、スペースキーがきちんと真ん中にあるRealforce RC1に手を出してみたというわけです。先にこちらに手を出さなかったのは、内臓バッテリー式のため数年後にはバッテリーが劣化してしまう可能性が高いことと、満充電でも1か月以下しか持たない電池持ちの悪さが理由です。
しかし、電池持ちの悪さはHHKBも同じであり、結局1か月は持ちませんでした。しかも、HHKBはなぜかWindowsの設定画面から見える電池残量が常に100%になるという不具合があり、直前にならないと電池切れを察知できないという問題がありました。
また、どうせ3~4週間で電池が切れるなら、電池交換よりも、携帯充電用のUSBケーブルを伸ばしてくる方が簡単です。特に、私の場合はマグネット端子ケーブルを使っているので、近づけるだけで接続でき、ケーブルの抜き差し自体も非常に簡単です。数年後のバッテリー劣化については、半分諦めました。その時になってみて、バッテリー交換をするのか考えることにします。5年も経てばREALFORCEの新機種が出ているかもしれませんし、そうなったら買い替えも選択肢に入るかもしれません。
打鍵感
打鍵感は、まさにREALFORCEです。底に金属がないためか、初代と違い、底打ち時の音・感触が「コツン」とか「コトン」という感じになっています。初代はもっと「カチッ」という感じです。
HHKBと比較すると、キーが軽いように感じられます。押下圧は45gなのでHHKBと同じはずですが、押し込み時の反発力はHHKBの方が強いようです。どちらもラバードームで打鍵感が作られているので、「キーを押し込むと一定のところでストンと落ちる」という感触になるわけですが、この押し込む力の閾値が、HHKBよりREALFORCEの方が弱い感じです。Realforceの方は、メカニカルキーボードのスイッチで言うとリニア寄りだと思います。
キー配列
基本的なキー配列はHHKBと変わりませんが、やはりスペースキーが真ん中にあるとホームポジションから各キーへのアクセスが分かりやすくなります。また、カナキーが少し広めにとられているので、同キーへのアクセスがほぼ初代と同じ運指になり、使いやすいです。
このキーボード最大の特徴は、70%サイズなのにファンクションキー列があることですが、個人的にここはあまりメリットとは感じません。あればもちろん使うのですが、なくてもAutoHotkeyでどうにでもなります。奥行きが多く取られてしまい、HHKBと比べると片手で掴みにくいというのはデメリットでもあります。
HHKBではFnキーが左右に1つずつありましたが、こちらは左側のみです。私の場合、Fnキーはペアリング等の特殊動作にしか使わないので、無駄なキーが減ってありがたいと感じています。ただ、これはAutoHotkeyでキーをカスタマイズしているからであって、そうでない人にとっては片手操作が難しくなるのでデメリットかもしれません。
Fnキーの機能で言うと、Fnキー押下時のカーソルキー上下左右にPgUp/PgDn/Home/Endが割り当てられており、ここは直感的で良いと感じました。HHKBは、ここがShift/Win/Del/Ctrlに割り当てられていて、分かりにくかったところです。どちらも割り当ては自由に変更できますが、ふと分からなくなったときに、キートップの印字で動作を確認できるかどうかは大きいと思います。
Bluetooth接続
ペアリングは4つまでできるので、不足することはなさそうです。対象端末の切り替えはFn+数字(1~4)で、切り替えにかかる時間は1秒ちょっとでしょうか。計測まではしていませんが、2秒はかかっていないと思います。
デフォルトでは30分無操作でスリープに移行するので、右側にある電源スイッチを押さないといけなくなります。これは正直面倒で不便ですが、スリープしない設定だと2週間くらいで電池が切れそうなので、当分はデフォルト設定で使ってみることにします。短押しで済むのがまだ救いですが、操作に入るのに1アクション必要なのはやはりちょっと面倒です。そのうち、スリープに入らない設定でどの程度電池が持つのかも検証してみたいと思います。
BIOS(UEFI)については、必要な時だけ有線接続する以外にありませんが、滅多に必要になることもないので、大きな問題とは考えないことにしました。
電池持ち
まだあまり使っていませんが、現在のところ、1~2時間で1%は減っているように感じます。毎日3~4時間使えば1か月くらいで切れる計算なので、大体スペックどおりです。充電回数上限は300サイクルとのことなので、デフォルト設定で1日3~4時間なら10年以上は使える計算になります。家でちょっとしたことに使うだけならともかく、仕事でバリバリ使ったら5年は耐えられないかもしれません。
なお、バッテリー残量は、Windowsの設定画面から正確に表示されます。
総合評価
バッテリー回りと価格以外は、非常に良いキーボードです。打鍵感は好みですが、私はHHKBよりREALFORCEの方が軽くて好みです。
価格については、キーボード沼にはまった時点で諦めており、むしろ中古で売った場合にもそれなりの価格で売れると考えれば、一応目をつむれます。
やはり最大の問題点は電池持ちの悪さと数年後のバッテリー劣化でしょう。そこは、スマホの充電と同じだと思って諦めることにしました。バッテリーは交換可能なようにできているようなので、バッテリーが劣化しても、バッテリー交換費用を払って使い続けるか、その分安くして売ることができるのではないかと思います。最悪の場合、有線キーボードとして使う道もあるかもしれません。
とりあえず、私にとってはHHKBよりもREALFORCE RC1の方が総合的な評価が上になりました。HHKBはメルカリやヤフオクで売ろうと思います。
追記(2025/04/25)
バッテリー
色々な設定で電池持ちを計測してみましたが、「30分で電源を切る」にしないと、使い物にならないレベルでバッテリーが減ります。
電源が切れる設定なら、1か月以上持ちます。毎回ボタンを押さなければならないのは手間ですが、慣れてしまえばそれほど気にならない程度です。
通信速度の遅さ
しばらく使ってみて、重大な問題点が見えてきました。通信速度がかなり遅いのです。
キー入力がPCに認識されるまでの速度が遅いので、素早くタイピングすると、前のキー入力が処理される前に次のキー入力が受付されてしまい、正常にタイピングできないということがあります。
たとえば、日本語入力をONにしてすぐにタイピングし始めると、英字で入力されてしまいます。その場合は、日本語入力をONにするキーを押して、一瞬待ってからタイピングを始めなければなりません。
AutoHotkeyというキーカスタマイズソフトでは、「前のキー入力処理が終わる前に次のキー入力が発生する」という現象が起きると、前のキーが押しっぱなしになってしまう(いわゆる「押しっぱなし病」)ので、タイピング速度を遅くしないとうまく打てないという意味不明な状態となりました。
