日々起案

田舎で働く弁護士が、考えたことや気になったことを書いています。

検察官の風呂敷文化

法曹会には世間とズレた慣習が色々とありますが、検察官の風呂敷文化もその一つではないでしょうか。

検察官は、証拠資料などを持ち運ぶのに、風呂敷を使います。その文化は根強いようで、若い検察官でも風呂敷を使っています。

一説によると、検察官は証拠を持ってきて裁判所に提出して帰るから、帰りは荷物が少ない、故に畳んで手ぶらにできる風呂敷を使う…ということのようです。理由になっているような、いないような…。

個人的には、単純に「検察官っぽくて格好良い」とか、「組織」の中での同調圧力みたいなものがあるだけなんじゃないかと思っています。実際どうかは分かりませんが。

いずれにしろ、裁判所で風呂敷を持っている人がいたら、検察官だと思ってほぼ間違いありません。